ロダンとカリエール展

これは、わたしが初めて強い感動を覚えた展覧会です。
2006年3月から3ヶ月間、国立西洋美術館にて開催されました。
ロダンは、言わずも知れたフランスの彫刻家。「考える人」の作者ですね。
カリエールはロダンととても親しい画家だったそうです。
この展覧会で展示されていたカリエールの作品に、今まで感じたことがないくらいの衝撃、、というと少しニュアンスが違いますが、心がぐぅーーーと惹き付けられるような感覚をおぼえました。
縦長のとても大きな絵画だったのですが、母親が娘と寄り添いおでこにキスをしている絵。
その絵の放つ独特な存在感に、惹き付けられました。
この絵に出会えたこと、それだけでも忘れがたい展覧会ですが、この展覧会は、構成がとても興味深かったのです。
親しかったロダンとカリエールが互いに所有していた作品を展示したり、同じ人物をモデルにした肖像作品を並べて展示したり。「根底に流れる二人の感覚や思想の共通性を探る」展覧会。
企画内容がおもしろいなーと感じ、「どんな人がこの展覧会を企画したんだろう」と疑問におもい、調べたところ、大屋美那さんという国立西洋美術館の主任研究員の方が企画されたことがわかり、当時彼女のワークショップも国立西洋美術館にて開催されており聞きにいきました。
質問の時間も設けられていたので、「なぜロダンとカリエールこの二人の展覧会を企画されたのですか?」と質問したところ、
「海外では、この二人にスポットがあてられることはわりとあるので」
といった少し肩透かしをくらった回答だったのですが、今回この記事を書くにあたり、色々調べたところ「ロダンとカリエールこの二人に焦点をあてた展覧会はこれまで世界的に見ても例がなく」とあったので、私の記憶違いなのかもしれません。
このロダンとカリエール展は、パリのオルセー美術館も巡回し、高い評価を受けたそうです。
大屋美那さんは最近はどのような活動をはれているのだろうと調べたところ、2013年にフランスで急逝されたとのことでした。
享年50歳だったそうです。
きっと他にも素晴らしい展覧会を企画されている方は日本にもたくさんいらっしゃると思うので、こういう観点でも、美術館を楽しんで行けたらと思います。
